まちのおとレポート

「まちづくり応援フォーラム」が開催されました!

魅力的な地域活動をしていらっしゃる方から活動の成果や課題を発表してもらい、まちの中に応援しあえるあたたかなつながりを醸成する「まちづくり応援フォーラム」。今回も、あたたかくパワフルな出会いがたくさんうまれました。全体のコーディネートは、宇都宮大学地域デザイン科学部教授の石井 大一朗氏です。

1.活動発表

地域活動を初めて間もない団体、場所を変えて活動を再スタートさせたりなど、 一歩を踏み出している3つの地域活動団体が登壇。「活動内容と始めたきっかけ」、「感じている成果」、「今後のビジョンやチャレンジしたいこと」、「今後の活動に向けての課題や応援してほしいこと」などについて話されました。各団体の発表内容は下記のとおりです。


【オレンジカフェ・アマリリス】

公益財団法人認知症の人と家族の会神奈川支部
副代表 堀越ひろみさん、副代表世話人 小林裕子さん
認知症の方、認知症の方の介護をしている方や家族、認知症が気になる方、集まっておしゃべりしたい方など、誰でも参加できるカフェ。“認知症の人と家族の会 神奈川県支部”が運営する。子どもから大人まで多世代にわたる居場所となっている。川崎市立看護大学1階にて月に1回開催している。

【Makana Hula】

関野 由樹さん
新川崎タウンカフェの小箱ショップ(手作り作品の出店)を通じて、地域活動に興味をもち、自分のもつキャリアをいかした交流会を始めた。子育ての時に参加した地域活動に救われたことから、今度は自分が地域のために役にたちたいと思ったのがきっかけ。OpenCafeDayを利用し始めたばかり。

【まめちくサロン】 

森 真佐乃さん
もともと、“まめっこさろん”と、“縫い物のサロン”は別々に活動をしていたが、OpenCafeDayで知り合い、4年前から「まめちくサロン」として、活動を一緒に始めることとなった。こどもと一緒に縫いもの&音楽いっぱいのおはなし会がコンセプトで、OpenCafeDayの日などに活動している。

 


2.参加者からのギフト(応援メッセージ)を共有

参加者からそれぞれの団体にメッセージを書いて共有を行いました。石井氏からのコメントもはさみながら、下記のようなエールや質問も飛び出しました。

★一緒に活動してみたい
★安心安全な、こんな場をつくれるって素晴らしい。
★3人集まれば居場所になる。小規模や大規模のそれぞれの良さとは?
→内容によるが、自分たちが楽しいであろう、プレッシャーもないであろう規模感が心地が良い
→大規模は参加抵抗がないが、浅い付き合いになりがち。小規模だからこそ深く関われる。小さな場がたくさんあるとよいと思った。
★目標よりも、繋がりや成果を大切にできるといいと思った。
★いろんな活動をコラボして進めることが良いと思った。
★子を持つお父さんがコミュニティへ関わるきっかけがなかなかないが、やってみたい。

3.ワールドカフェ

5つのテーブルに分かれ、時間を区切って2つのテーマで対話をしました。意見やアイデアは手元のメモにどんどん書いていきます。1つ目のテーマは「仲間をつくる・ふやす」、2つ目は「こんなことができたらいいな!実践したいな!」。手元のメモが足りなくなるくらい、熱心にお話をされるグループも!

4.石井氏から総評

総評として、団体としての活動を続けていくためのコツをお伝えいただきました。団体の仲間とは、思いの共有や学習・研修する機会を設けて、定期的に運営の見直しを考えていくことも大切。自分個人の活動が地域活動のその先には市域の未来があることを改めて教わり、場にいた皆さんと明るい未来を想像できる時間になりました。

5.交流タイム 

その後は交流タイムとして自由に過ごしました。参加者の方とご登壇いただいた方が混じり合って、相談をし合ったり、活動に誘い合ったりしている様子が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【まちづくり応援フォーラム】
主催:さいわいソーシャルデザインセンター「まちのおと」
開催日:2025年2月16日(日)
場所:新川崎タウンカフェ
レポート:まちのおとコーディネーター菅原佑美
2025年3月11日

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