まちのおとレポート

【レポート】幸区には何があるの?~こどもといっしょにソーイング&音楽いっぱいのおはなし会(まちのおと協働事業報告)

まめちくサロンでは、令和 4 年度まちのおと協働事業として「幸区には何があるの?~こどもといっしょにソーイング&音楽いっぱいのおはなし会」を10~3月までの半年間に渡り実施しました。

 

孤立しがちな親子が、小さな居場所でちょうどよい距離感を保って過ごせる場をつくりたい。
ただ遊ぶ・おしゃべりするだけではなく何かテーマがあるとなお楽しい。
そのためのツールに「縫物」と「おはなし会」を使いました。縫い物担当の「気ままに縫い物倶楽部」と、おはなし会を開催する元保育士の「まめっこサロン」のコラボ事業です。
月に一度、新川崎タウンカフェのOpenCafeDayを利用し、毎回約2時間の講座を開催。
親子が地域に出ていくときの参考になるように、各回に幸区にちなんだテーマを設定しています。そのテーマに沿ったおはなしや縫物を考案しました。

【第一回】区内の露地売り・畑/野菜の絵本/人参ダイコンごぼうのマスコット
【第二回】夢見崎動物公園/動物の絵本/ピクニックべんとうマスコット
【第三回】ケーキ屋さん/クリスマスの絵本/クリスマスケーキマスコット
【第四回】区内の電車・路線/電車の絵本/南武線と横須賀線のマスコット
【第五回】パン屋さん/パンの絵本/クロワッサンなどのパンマスコット
【第六回】区の花や木のこと/いろいろな絵本/チューリップの花束作り

縫い物は、時間が無駄にならないようにキットを用意しました。手ぶらでの参加が可能です。
縫い始めたらこどもたちは元保育士の見守りや遊びの中で、絶対安心の場にいることができます。とはいえ、同じ部屋にいるので、こども同士が遊んだりするのを見たり、たまにこどもが親のところへやってきておやつを一緒に食べたりすることもできました。日頃離れず過ごしている親子にとって、自分でも何かできて、こどももたっぷり遊べる場というのはなかなかありません。また、幼稚園や保育園デビューの前に、ほんの少しいろいろなお友達と接する機会にもなります。参加者の皆様それぞれ、この会の目的を見出してくださったようで、とてもうれしい時間となりました。

■お客様の声
・幼稚園に行けず退園してから、行く場がなく困っていた。ずっと離れずに内気に過ごすだろうと思っていたら少しずつ無理なく離れていって笑顔になった。幼稚園に戻れるかもという希望が持てた。
・こどもがいると針を持てないので、このような機会がとても嬉しかった
・こどもを見ていてくれて、かつ、目に入るところにいるので、とても安心だった。
・最初はこどもの輪に入れないかと思ったが、保育の方々が楽しく過ごせる空気を作ってくれた。
・回を重ねるごとに少しずつ輪に入っていき、最後は笑顔が出たのが奇跡だった。
・二人でいると息詰まる。二時間のこの時間が良い距離感となってくれていた
・作ったマスコットがおもちゃの仲間入りをした。それを見て他の友達もほしがり、キットを追加購入できたのがよかった。
・直接声をかけてもらって参加してみた。参加してよかった。
・何年振りかの針仕事。でも完成できた。嬉しかった。

■これから
「まめちくサロン」として定期継続していくこととなりました。基本的に新川崎タウンカフェの第三月曜日(Open Café Day)を利用して開催していきます。「まめちくサロン」の公式アカウントもできました。こちらで予定を随時お知らせしていきます。また講座内では別テーブルにはミシンも2台置いてあります。ミシンで縫物をしたい、入園・入学準備をしたい方利用していただいています。

 

まめちくサロン(気ままに縫い物倶楽部、まめっこサロン)
代表 もりまさの

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