川崎駅近フォトベース tan de kids(タンデキッズ、ソーシャルデザインスタジオ・ニアカリが運営する写真事業)では、昨年まちのおとが行っていた「さいわいまちあるき」事業をヒントに、令和 4 年度まちのおと協働事業として「子ども目線で探す幸区の魅力発見!フォト遠足」を企画、10/11 に実施しました。
もともと、大人だけでなく子どもにも、好奇心や自身の想いを言語化するツールとして写真スキルを提供したいと思っていた「ニアカリ / tan de kids」では、より地域に貢献できる写真事業を確立したいと奮起、令和 4 年度まちのおと協働事業に応募しました。
もともと 2015 年より幸区・川崎区を中心に家族向けの出張撮影や、主にママ向けの子連れで学べる写真講座を、地元カルチャースクールやカフェにて過去 200 を超える家族向けに提供してきました。
しかしコロナ禍で活動が制限され、リアルな場で密に撮影や機材を触るイベント開催が難しくなっていました。
今回の採択を受けて、子ども向けにアレンジした講座内容はもちろん、子ども達が地域の魅力を再発見できるプログラムになるよう検討を重ねました。
子ども目線で幸区の街を歩いてもらい、幸区の「ヒュッゲ *1」なモノコトヒトを探して撮影してもらいたいと企画したこのフォト遠足は、2022 年の川崎市独自の休日「かわさき家庭と地域の日」である 10/11(火)に実施を決めました。
当日は 5 名の小学生(3 年生が 3 名と 4 年生が 2 名)が参加、いづれも、子ども達だけの参加となりました。
最初は参加者全員でお互いの自己紹介をする際にも、恥ずかしがりながら話す子や、ぶっきらぼうに話す子、友達から他己紹介をしてもらう子など様々でした。
その後、写真を撮影する際に重視すると良い視点や撮影のコツなどを聞いてから、こちらで提示した 3つの遠足コース(1. 街と自然コース、2. 街と小学校コース、3. 街と商店街コース)から子ども達が選んだ「3. 街と自然コース」を散策しにフォト遠足に出かけました。
講座内容を意識した撮影を積極的に実践しながら、子ども達はいつもなら見逃してしまいそうな街の小さな魅力を楽しんで写真に映していました。
「このマークなんだろう?」
「ジブリみたいな場所があったよ!」
「滑り台がふたつ重なると文字みたいに見えた!」
短いフォト遠足を終えて会場のカフェDenimに戻ると、たくさん撮影した写真の中から、みんなに是非みせたい3枚を選んでシールに印刷し、手帳に貼り込みました。
手帳には写真だけでなく文字やイラストで各自が思い思いに発見したこと気付いたことを書き込んでいました。
当日の講座やフォト遠足で街を散策する様子は、ソーシャルデザインスタジオ・ニアカリが運営するオウンドメディア「ニカリ Magazine」にてレポート記事を公開しています。
無邪気に撮影を楽しむ子ども達や写真をみんなで見せ合っている様子など、写真もたくさん掲載していますので是非ご覧ください。
https://note.com/niacari/n/nb78bc4139126
ソーシャルデザインスタジオ ニアカリ
川崎駅近フォトベース tan de kids
代表:岡田恵利子
*1) ヒュッゲ (Hygge): デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のことをさす言葉。対話や言語化
を幼少期から大事にする教育で有名なデンマークへ岡田が留学した経験を持つことから着想を得た。